Column
クグロフを普及させたい!!★PART2★クグロフとは?お菓子?パン?
2022.12.23
こんにちは!
『クグロフ』の普及活動に奮闘しているミニチュアガーデンカフェの垰本(たおもと)です。
ミニチュアガーデンカフェでの看板商品の『クグロフ』についてどういったものか?また、どのように普及させて認知度を上げていくか?
『クグロフ』についてのコラムPart2です。
前回の『クグロフ』のコラムPart1はコチラ→クグロフを普及させたい‼Part1
↑ミニチュアガーデンカフェで毎日つくられる『クグロフ』
今回は『クグロフ』の地元、アルザス地方で食べた本物の『クグロフ』について思い出しながら書こうと思います。
10年位前に私は人生ではじめてフランス、アルザス地方のストラスブールで『クグロフ』に出会い購入して食べました。
当時の私はスイーツなど全く興味がなく、『クグロフ』を買ったのもなんとなく「名物だから1回くらいは食べておこう」程度の動機だったと思います。
↑パティスリーとパン屋が合体したようなお店で売ってる『クグロフ』(↓下の写真の『クグロフ』はここで買ったのか?まったく記憶にないですがおそらくここ。)
↑人生初の『クグロフ』。ホテルでもらったジャムをつけて食べました。
食べた感想は正直はっきり覚えてませんが、”素朴でおいしい”と思った程度のものでした。
その”素朴”という感覚がずっと忘れられない印象で残っております。
私の中で『クグロフ』=素朴というものとしてインプットされました。
1食の腹ごしらえのためにパン屋さんでフランスパンを買う感覚と同様に購入してホテルに持ち帰って、もらったジャムをつけたりして楽しみました。
どこか評判のお店に狙いをつけて『クグロフ』を購入したのではなく、そこに『クグロフ』が積んであったのでためしに買ってみたといった経緯での初体験でした。
特に感動的なエピソードでもなく、ただ平凡な日常の1コマのような感覚の出会いでした。
まさかその10年後『クグロフ』をメインに販売するお店をはじめようとはその時は思いもよらず。
10年後。。。
実はその”素朴”という感覚や印象が私にとってとても重要なものだったのです。
ミニチュアガーデンカフェをパティスリー&カフェとしてはじめるときに、本田シェフが提供する商品の試作検討をしているなかで『クグロフ』を10年ぶりに食べさせてもらいました。
10年ぶりに場所は変われど日本の中目黒で食べた『クグロフ』はやはり”素朴”でおいしかったです。
その時、私は売れる商品で永く愛される商品を考えていた時にふと
「ん?定番化される食べ物ってそういえば”素朴”なものが多いよなあ?『フランスパン』や『クロワッサン』もそういえば!」
本田シェフが試作を重ねる『クグロフ』は昔からある伝統的な素朴さに加え、我々日本人に好まれるように自分のレシピをスパイスに加え、どんどん美味しくなっていきました。
「本田シェフ天才!」と思えるほど衝撃的に美味しい『クグロフ』ができました。
定番になりえる”素朴”の要素もあり、「これはいける!」と考えました。
ストラスブールではいたるところで『クグロフ』を見つけることができます。
ストラスブール滞在中に思ったのは『クグロフ』=日常。
パン屋さんで『フランスパン』とか『クロワッサン』が置いてある感覚で『クグロフ』が積まれてます。
日本ではクリスマスのお菓子と認識されている感覚がありますが、アルザス地方では日常に近い食べ物であります。
ミニチュアガーデンカフェが目指す『クグロフ』像はそこにあります。
パン屋さんで売っている”素朴”な『フランスパン』や『クロワッサン』のようにたまに食べたくなるもので、1食のメニューに加わる定番、ちょっとした間食の定番みたいなものとして広めていきたいと考えます。
”素朴”で忘れられない定番として。
いつか『クグロフ』が食卓の定番のアイテムとなるような食べ物として、ミニチュアガーデンカフェでは日々美味しい『クグロフ』を皆様に提供していきたいと考えております。
今回のコラムは私自身の『クグロフ』との出会いエピソードを交えた個人的な思いを書かせていただきました。
あくまで私見です。
次回以降は『クグロフ』の歴史などを題材にPart3につなげていきたいと思います。
ミニチュアガーデンカフェではフランスのアルザス地方の伝統クグロフをお手本にした『クグロフ』を販売しております。また独自のバリエーション展開もしておりますのでぜひ一度ご賞味ください。
結婚式の「引き菓子」や「内祝い」などのお祝い事にも人気です。