Column
まるでフルーツ!新作ボンボンショコラ「フリュイ!」
2023.01.28
皆様こんにちは。
ミニチュアガーデンカフェシェフパティシエの本田です。
今回は新作ボンボンショコラのお話を。
前回のコラムで広島のクラフトチョコレート工場「リタルダンド」さんのオーナーの話をさせてもらいましたが、
この方が元デザイナーで、リタルダンドで作られる7インチレコードチョコレートやカセットテープチョコレートのジャケットも自らデザインされています。
そんな中で、カカオの実をデザインで表現したグラフィティーをみせてくれました。
「おお!かっこいい!」と思ったのが2年程前のこと。
そしてつい先日 「何か新しいチョコレート商品ができないかな」と考えていたのですが、ふと先ほど話したグラフィティが頭をよぎりました。
あの鮮やかな色彩を表現できたらきっとかっこいい物ができるんじゃないかなぁ。
最初はリタルダンドさんのクラフトチョコレートを産地ごとに色分けして表現して・・・。と考えていたのですが「なんかつまらないなぁ」と感じ、また1から考え直し。もっとあの色彩を活かしてうまく表現できたらなぁ。
普通ボンボンショコラは、チョコレートにフレーバーやお酒、ナッツなどを合わせて作ります。あくまでも主役はチョコレート。
そこを逆転させてみよう!キラッと思いつきました。
チョコレートは乳脂肪や油、お酒、ナッツなどと親和性があって、生クリームなどを温めて加えて「乳化」させてガナッシュを作って固めるのが主流です。
フルーツのような水分とは「水と油」なので乳化しにくい関係にあります。乳化をしないと舌触りも悪く、口どけまで悪くなります。
しかし、そこをあえて攻めてみようと思い、試作が始まりました。
チョコレートは生クリームを使わなくても乳化できるかな?全部フルーツに置き換えてみよう!
実験は成功!
フルーツのピューレがチョコレートの力でギリギリ固まるイメージを想像してください。
ゼラチンなどの凝固剤を使わないので、くちどけも滑らか。フルーツをそのまま食べているような味わい。
でも確かにそこにはチョコレートがいて、フルーツに奥深さを与えてくれている。そんな新作チョコレートができました!
名前は「FRUITS!」フリュイ!
フランス語で果物という意味です。そのままですね(笑)
このチョコレートは甘すぎず、ジューシーなので、モテモテの男性のチョコレートにつかれた胃腸に優しく、強烈な印象を与えて、もしかしたらハートをつかめるかもしれませんね(笑)
皆様バレンタインデーのチョコレートはお決まりですか?
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